会社員が副業で古物商を始める準備|許可申請前の5ステップ

会社員が副業で中古品販売を始めるときは、いきなり商品を仕入れるのではなく、勤務先のルール確認→許可要否の確認→営業所と書類の準備→申請→営業準備の順に進めます。
「会社員だから古物商許可を取れない」と一律に考える必要はありません。一方で、勤務先への届出と古物商許可は別の確認です。副業が認められていても、扱う中古品や取引方法によっては公安委員会の許可が必要です。この記事では、会社員が開始前に分けて確認すべきことを、5ステップとチェックリストに整理します。
古物営業法上の「古物」を買い受けて販売するなど、許可が必要な古物営業を行うための公安委員会の許可です。「自宅の不用品を売る場合」と「販売目的で中古品を仕入れる場合」を同じ扱いにせず、予定する取引を所轄警察署へ具体的に伝えて確認します。
結論:勤務先・警察・事業準備を混ぜない

会社員が確認するのは、次の3レーンです。ひとつの確認で全部済んだとは考えません。
| 確認先 | 確認すること | 確認後に残すもの |
|---|---|---|
| 勤務先 | 就業規則、副業の届出方法、秘密保持・競業に関する条件 | 規則の該当箇所、届出控え |
| 所轄警察署 | 予定する取引の許可要否、営業所、必要書類、提出方法 | 窓口名、確認日、書類一覧 |
| 自分の事業 | 仕入れ資金、保管場所、作業時間、記録方法、販売先 | 予算表、週間予定、開始チェックリスト |
厚生労働省は、副業を希望する労働者に対し、まず勤務先の副業・兼業ルールを確認し、就業規則などで定められた方法に従って内容を届け出るよう案内しています。モデル就業規則が副業を認める方向でも、実際に適用されるのは自分の勤務先の規則です。
会社員が古物商の副業を始める5ステップ

- 勤務先のルールを確認する
就業規則の副業・兼業、秘密保持、競業、届出の項目を読みます。口頭の印象だけで判断せず、必要なら担当部署へ確認します。 - 予定する取引を具体化して所轄警察署へ相談する
何を、どこから仕入れ、どこで販売する予定かを整理します。許可要否を自己判断せず、主たる営業所を管轄する警察署へ確認します。 - 営業所と必要書類をそろえる
自宅を営業所とする場合も、賃貸借契約や管理規約を確認します。申請書、住民票、略歴書、誓約書など、申請先が示す最新一覧に沿って準備します。 - 申請し、許可が必要な営業は開始を待つ
警視庁の現行案内では、個人の古物商許可申請手数料は19,000円です。地域で案内が異なる可能性があるため、提出先の最新情報を優先します。 - 許可後の取引と記録の流れを整える
仕入れ先、本人確認、取引記録、保管、出品、発送、売上記録までを一続きで設計します。許可取得そのものと、仕入れ判断や在庫管理の準備は別です。
商品を先に買うと、許可、保管、資金、販売先のどこかが未確認のまま在庫だけが増えるおそれがあります。申請待ちの期間は、仕入れを急ぐのではなく、予算と作業の設計に使います。
申請書類と費用は「提出先の最新一覧」で確定する

警視庁の案内では、個人申請について、申請書のほか、本人と営業所管理者に関する略歴書、住民票の写し、誓約書、身分証明書などが示されています。申請場所は主たる営業所の所在地を管轄する警察署です。
ただし、必要部数、書式、営業所やURLに関する確認は申請内容で変わり得ます。ダウンロードした書類へ記入する前に、次の4点を窓口でそろえると手戻りを減らせます。
- 自分の主たる営業所を管轄する警察署
- 個人申請で必要な最新書式と添付書類
- 営業所・管理者・オンライン販売についての確認事項
- 受付方法、手数料、標準処理期間の現行案内
許可申請と並行して、在庫・資金・時間を設計する

古物商許可があっても、商品を見分け、相場と状態を照合し、入札上限を決める作業が自動的に簡単になるわけではありません。会社員は本業の予定が先にあるため、作業を「毎日やること」と「休日にまとめること」へ分けます。
| 準備項目 | 開始前に決める基準 | 避けたい状態 |
|---|---|---|
| 資金 | 仕入れ代だけでなく手数料・送料・販売までの保有分を分ける | 生活費や支払予定のお金と混ぜる |
| 在庫 | 一品ごとに仕入れ、状態、付属品、出品、売却を記録する | 写真・現物・収支が別々で追えない |
| 時間 | 商品確認、出品、問い合わせ、梱包・発送の枠を置く | 本業後に毎日すべてを行う前提 |
| 判断 | 不明な型名・状態・相場を確認する相談先を決める | 検索結果ひとつで仕入れを即決する |
リユセルでは、商品の特定と相場確認、入札上限の検討、落札品の在庫登録、出品文作成、売上管理を、AI機能と専任スタッフの伴走で支援します。最終判断は利用者が行います。
支援内容を相談する初回の落札にはスタッフが同席します。自力で完結する手順を増やすのではなく、どこを自分で確認し、どこで支援を使うかを開始前に決めておくことが継続の土台になります。
会社員の副業開始前チェックリスト

- □ 勤務先の就業規則で、副業の届出方法を確認した
- □ 秘密保持・競業・本業への支障に関する条件を確認した
- □ 扱う商品、仕入れ方法、販売方法を一文で説明できる
- □ 主たる営業所を管轄する警察署へ相談した
- □ 営業所として使う物件の契約・管理規約を確認した
- □ 最新の必要書類、手数料、提出方法を確認した
- □ 許可が必要な営業を、許可前に始めない予定にした
- □ 生活費と分けた仕入れ予算を決めた
- □ 一品ごとの在庫・取引・売上記録の方法を決めた
- □ 本業、休息、発送締切を含む週間予定を作った
- □ 商品特定、相場、状態で迷うときの相談先を決めた
すべてにチェックが付くことより、「未確認の項目を把握し、誰に確認するか決まっている」ことが重要です。許可・勤務先・物件の条件は推測で埋めません。
よくある質問

会社員でも古物商許可を申請できますか?
会社員であることだけを理由に一律に申請できないとは案内されていません。ただし、個別の許可要否や申請内容は主たる営業所を管轄する警察署へ、勤務先への届出は自社の就業規則に沿って確認してください。
自宅を営業所にできますか?
物件の利用条件や申請内容によって確認事項が変わります。賃貸借契約や管理規約を確認し、申請前に営業所を管轄する警察署へ相談してください。
許可が出る前に仕入れて販売できますか?
許可が必要な取引に当たるかは、扱う物や取引方法を伝えて所轄警察署へ確認してください。許可が必要な営業を想定する場合は、許可前に仕入れを進めず、準備と申請を先に行うのが安全です。
まとめ:確認先を分け、仕入れより先に土台を作る

会社員が古物商の副業を始める準備は、勤務先ルール、許可申請、事業運営を別々に確認することから始まります。商品を先に仕入れず、所轄警察署で許可要否と必要書類を確定し、申請と並行して資金・在庫・時間の流れを設計してください。
ブランド品は、型名の特定、状態の読み取り、相場と総費用の判断が難所です。リユセルは、AIによる商品リサーチや相場・利益計算、落札支援、在庫・売上管理と専任スタッフの伴走で、開始後の実行を支援します。
※2026年8月14日時点の公開情報をもとにしています。制度・手数料・書式は変更される場合があります。利益や販売を保証するものではなく、相場や販売結果は商品・状態・時期・販路で変動します。

