ブランド品の仕入れはどこから?
個人ができる5つのルートを実例で比較

個人がブランド品を仕入れるルートは、大きく分けて5つです。①フリマアプリ ②リサイクルショップ・質屋 ③ネットオークション ④直接買取 ⑤業者専用のブランドオークション(古物市場)。結論を先に言うと、継続的にビジネスとして取り組むなら、本命は⑤のブランドオークションです。ただし向き不向きと準備の手間が違うため、この記事では5つを正直に比較します。
執筆しているのは、実際にブランドオークションで仕入れてフリマアプリで販売している当社(古物商許可保有)です。実際の取引の数字も掲載します。
前提:仕入れには古物商許可が必要

最初に法律の話です。中古品を転売目的で継続的に仕入れて販売するには、古物営業法にもとづく古物商許可が必要です。無許可での営業には「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」という罰則があります。
難しそうに聞こえますが、申請自体は営業所を管轄する警察署を通じて行う手続きで、手数料は19,000円、交付までは標準で40日程度です(執筆時点)。行政書士に代行を依頼する場合の相場は4〜6万円ほどですが、自分で申請している人も多くいます。ビジネスとして始めるなら、まずここからです。
5つの仕入れルートを比較

| ルート | 仕入れ値 | 真贋リスク | 商品の量 | 始めやすさ |
|---|---|---|---|---|
| ① フリマアプリ | 相場に近い | 高い(個人出品) | 多い | ◎ すぐ始められる |
| ② リサイクルショップ・質屋 | 店頭価格(利幅小) | 低い | 店舗次第 | ◎ すぐ始められる |
| ③ ネットオークション | 変動が大きい | 中〜高 | 多い | ○ |
| ④ 直接買取 | 安くできる | 自分で判断 | 集客次第 | △ 集客が必要 |
| ⑤ ブランドオークション | 業者間の相場 | 低い(市場が検品) | 非常に多い | △ 許可と参加口が必要 |
それぞれのルートの実際
① フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)
誰でも今日から仕入れを試せるのが最大の利点です。ただし出品者は一般の個人なので、真贋の見極めはすべて自分の責任になります。また、買い手も同じアプリで探しているため、相場より十分に安い商品はすぐに売れてしまい、継続的な仕入れ先としては安定しません。
② リサイクルショップ・質屋
店舗が検品済みのため偽物リスクは低い一方、価格はすでに「販売価格」です。そこからさらに利益を乗せて売るのは構造的に難しく、値付けの甘い掘り出し物を探して回る「せどり型」になります。時間対効果が読みにくいルートです。
③ ネットオークション(ヤフオク!など)
掘り出し物に出会える可能性はありますが、こちらも出品者の多くは個人。写真と説明文だけで状態と真贋を判断することになり、経験が浅いうちはリスクの高いルートです。
④ 直接買取
お客様から直接買い取れれば仕入れ値は抑えられますが、そもそも「売りたい人」を集める集客力が必要で、真贋・査定も自分で行うことになります。個人が最初に選ぶルートではありません。
⑤ ブランドオークション(古物市場)
古物商許可を持つ事業者だけが参加できる、業者間の取引市場です。買取店などから商品が大量に集まり、一般の消費者がいない市場価格で取引されるため、フリマアプリの販売相場との差が利益になります。市場側が出品物を検品しているので、個人間取引よりも偽物リスクを抑えられます。会場開催のほか、オンラインで自宅から入札できる市場もあります。

本命はブランドオークション。その理由と実例
当社がブランドオークションで実際に仕入れて、フリマアプリで販売した例です。
| 商品 | 仕入れ | 販売 | 利益(手数料・送料差引後) |
|---|---|---|---|
| ルイ・ヴィトン 長財布〈エピ〉 | ¥1,000 | ¥18,900 | 約¥15,800 |
| ルイ・ヴィトン 手帳カバー〈モノグラム〉 | ¥1,000 | ¥14,000 | 約¥11,390 |
| ブランド靴5足セット(グッチ等) | ¥4,000 | 計¥69,400 | 約¥60,000 |






靴5足セットは、グッチのロングブーツ(¥34,400)やミュウミュウのロングブーツ(¥14,900)などを1足ずつ販売した合計です。「セット出品を1点ずつばらして売る」のは、ブランドオークションならではの利益の出し方のひとつです。
財布・バッグなど、このほかの実例もトップページで公開しています
実例をもっと見るブランドオークションのハードルと乗り越え方

ここまで読むとブランドオークション一択に見えますが、ハードルも正直に書きます。
- 古物商許可が必要 — 取得までに1〜2ヶ月かかるため、始めると決めたら早めに申請するのがおすすめです。
- 市場ごとに参加条件がある — 入会金・参加費・手数料は市場によって異なり、紹介がないと入りにくい市場もあります。
- 最初は相場が分からない — 「これはいくらで売れるのか」が分からないまま入札するのは危険です。かといって、型番の特定や相場の見極めを慣れないうちに自力で行うのは簡単ではなく、ここが個人のつまずく最大のポイントです。
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未経験者がいきなり参加すると何が起きるか、トップページで図解しています
図解を見るまとめ

ブランド品の仕入れルートは5つ。試すだけならフリマアプリ、ビジネスとして続けるならブランドオークションが本命です。必要なのは古物商許可・市場への参加口・相場を調べて上限を決める習慣の3つ。準備に1〜2ヶ月かかるぶん、参入している個人がまだ少ないルートでもあります。
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※本記事の内容は執筆時点の情報です。利益や販売を保証するものではありません。制度・手数料等の最新情報はご自身でもご確認ください。
