仕入れの基礎

ブランド品の仕入れはどこから?
個人ができる5つのルートを実例で比較

公開日:2026年7月8日|更新日:2026年9月10日|執筆:西川 薫(株式会社SCHEME 代表取締役)

イラスト:業者向けブランドオークション会場で参加者がパドルを掲げている様子

中古ブランド品の仕入れ先は、フリマアプリ、リサイクルショップ・質屋、ネットオークション、直接買取、業者専用のブランドオークション(古物市場)の5つに分かれます。現物を見て選ぶなら店舗、オンラインで候補を探すならフリマやネットオークション、事業者向けの出品を探すなら古物市場が候補です。

安く買えるかだけでなく、購入前にどこまで商品を確認できるか、問題があったときに返品できるかまで比べます。当社がブランドオークションで仕入れた実取引も載せていますが、新品の卸仕入れや、ルート別の利益ランキングではありません。

前提:仕入れには古物商許可が必要

イラスト:古物商許可の申請書類・印鑑・チェックマーク
イラスト:古物商許可の申請は、営業所を管轄する警察署を通じて行う

中古品を販売目的で買い受ける営業には、古物営業法にもとづく古物商許可が必要です。フリマアプリで買う場合も、仕入れ先が店舗である場合も、この前提は変わりません。個別の要否は営業所を管轄する警察署へ確認してください。

大阪府警の案内では、申請手数料は19,000円、許可・不許可の連絡は申請から概ね40日以内です(2026年9月10日確認)。書類の不備などで遅れる場合があり、許可決定の連絡を受けるまでは古物商として営業できません。

5つの仕入れルートを比較

イラスト:タブレットでバッグと財布を並べて比較検討しながらメモを取る男性
イラスト:候補の商品と費用を並べ、仕入れ条件を比較する
ルート利用・仕入れの条件商品を確認する方法代金以外の確認点
① フリマアプリ利用規約と売り手の取引条件写真・説明文・購入前の質問送料、返品・補償の対象と申告期限
② リサイクルショップ・質屋販売品の在庫と店舗の販売条件店頭で現物を確認。通販は画像・説明移動や配送の費用、保証・返品条件
③ ネットオークション入札期限と出品者の取引条件写真・説明文・入札前の質問送料、取引時の費用、返品条件
④ 直接買取売り手を集め、査定・買取を行う体制受け取る商品を自分で査定集客・査定の費用、本人確認などの手続き
⑤ ブランドオークション古物商許可と市場ごとの入会審査下見・写真・状態ランク。方法は市場ごと会費、落札手数料、配送費、返品の規程

この表は、古物商許可を得て仕入れる場合の比較です。店舗だから安全、業者向けだから必ず安い、とルート名だけで決めることはできません。同じ商品でも傷や付属品、返品条件が違えば、仕入れの判断も変わります。

それぞれのルートの実際

① フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)

商品を検索し、売り手に質問してから購入を検討できます。ただし、説明の詳しさや写真の撮り方は出品ごとに違います。型番・傷・付属品が分からなければ追加情報を求め、回答がないまま価格だけで決めないこと。返品や補償を利用できる条件も、購入前に確かめます。

② リサイクルショップ・質屋

店頭では、写真だけでは分かりにくい内側の汚れ、におい、ファスナーの動作などを確かめられます。一方、移動時間をかけても希望する在庫があるとは限りません。販売価格との差だけでなく、探しに行く時間と費用も含めて続けられるかを考えます。

③ ネットオークション(ヤフオク!など)

入札形式では、終了までに価格が上がることがあります。開始価格を仕入れ値と考えず、送料などを含めた上限を先に決めます。終了間際に不明点が見つかっても回答が間に合わないため、商品の確認と質問は入札前に済ませます。

④ 直接買取

売りたい人から自分で買い取る方法です。仕入れ先を探す仕事に加え、売り手の集客、真贋・状態の査定、価格の説明、本人確認などの対応が必要になります。買取価格だけを見ず、そのための知識と業務体制を用意できるかで判断するルートです。

⑤ ブランドオークション(古物市場)

古物商許可を持つ事業者向けの取引市場です。会場のほか、オンラインで参加できる市場もあります。扱うブランド、下見の方法、状態ランクの基準、落札後に申し出できる不備と期限は、市場ごとに確かめます。検品やランク表示があっても、自分が販売する際の説明に必要な傷・付属品まで読み取れるかは別の判断です。

イラスト:オークション会場の席でパドルを持ち、ブランドバッグの出品を見る女性
イラスト:業者だけが参加できるオークション会場。オンライン開催の市場もある

ブランドオークションで仕入れた実例

当社がブランドオークションで仕入れ、フリマアプリで販売した記録です。この2件は同じ商品を各ルートで仕入れ比べたものではなく、ブランドオークションで成立した個別の取引です。

商品仕入れ販売利益(手数料・送料差引後)
ルイ・ヴィトン 長財布〈エピ〉¥1,000¥18,900約¥15,800
ルイ・ヴィトン 手帳カバー〈モノグラム〉¥1,000¥14,000約¥11,390
ルイ・ヴィトン 長財布〈エピ〉をブランドオークションで1,000円で落札した画面
落札画面:¥1,000
同じ長財布〈エピ〉がフリマアプリで18,900円で売れた画面
販売画面:¥18,900・売切

確認済みの取引画面を対で見ると、必要なのは安い商品を探すことだけではないと分かります。同じ商品か、状態差をどう読むか、費用を引いても成り立つかを落札前に確認する必要があります。

財布・バッグなど、このほかの実例もトップページで公開しています

実例をもっと見る
※実際の取引の一例です。中古品の相場は時期・状態・市場の状況で変動します。利益や販売を保証するものではありません。
POINT仕入れ先を比べるときは、表示価格だけでなく、商品代金に手数料・送料を加えた総額で並べます。さらに、下見できる範囲や返品条件もそろえて見ないと、安い理由を取り違えてしまいます。

ブランドオークションのハードルと乗り越え方

イラスト:オークション会場でスタッフがタブレットを見せながら入札上限を相談している様子
イラスト:入札上限の決め方は、スタッフに相談しながら身につけられる

業者向けの出品から継続して探したい場合、ブランドオークションは候補になります。ただし、入会できることと、仕入れる商品を判断できることは別です。

リユセルでは、AIによる商品・相場のリサーチと、スタッフへの相談で仕入れ判断を支援します。AIの結果は参考情報として商品の状態や費用と照合し、最終的な入札は利用者が決めます。許可取得や市場参加の準備を含め、利用開始までの流れを無料相談で案内しています。

未経験者がいきなり参加すると何が起きるか、トップページで図解しています

図解を見る
実際に仕入れる流れを、動画で案内しています リユセルのご案内動画

まとめ

イラスト:クリップボードのチェックリストにチェックを入れる手元
イラスト:仕入れ先の条件をチェックリストで確かめる

まずは、自分が商品を確かめられる仕入れ先かどうか。現物を見たいなら店舗、オンラインで探すなら写真・説明・質問への回答が十分か、古物市場なら下見や状態ランクをどう使えるかを見ます。候補が決まったら、費用の総額と返品条件を確認してから商品選びに進みます。

どのルートで始めるべきか、状況を聞いてお答えします

古物商許可の取り方、市場への参加、最初の一品の仕入れまで。
スタッフが無料相談でそのままご案内します。

相談は無料です。無理な勧誘は行いません。

公式情報の確認先
大阪府警察「古物商許可申請」。制度や手続きは変更される場合があるため、利用時点の案内を確認してください。
西川 薫(株式会社SCHEME 代表取締役)

西川 薫(株式会社SCHEME 代表取締役)

株式会社SCHEME 代表取締役。ブランドオークションでの仕入れとフリマアプリでの販売を自ら実践し、実際の取引にもとづいて本コラムを執筆・監修。大阪府公安委員会 古物商許可 第62111R061035号。

※本記事の内容は執筆時点の情報です。利益や販売を保証するものではありません。制度・手数料等の最新情報はご自身でもご確認ください。