円安時のブランド品仕入れ|海外と国内の比較5基準

円安時の仕入れ先は、為替だけで決めません。総費用・状態・供給・販売条件・在庫リスクを同じ表で比較し、商品ごとに海外と国内のどちらが合うかを判断します。
国内へ一律に切り替えるのではなく、確認できない費用や状態差があれば、その商品はいったん保留にします。
円安だけで切り替えず、同じ総費用表で比べる

外貨建ての支払額が増えても、国内仕入れが必ず有利になるとは限りません。海外仕入れの「着地原価」と国内仕入れの「仕入れ総費用」を同じ欄に置き、状態、供給量、販売条件、在庫リスクまで並べます。
海外と国内を5つの基準で比べる

- 商品代金:外貨は採用レートと確認日、国内は落札額・仕入れ値を記録します。
- 総費用:送料、保険、税、手数料、決済、検品・補修まで同じ粒度で並べます。
- 状態・同定:型名、素材、サイズ、傷、付属品をどこまで確認できるか比べます。
- 供給:必要な商品と数量を同じ条件で継続確保できるか確認します。
- 在庫リスク:販売までの想定期間、価格変動、見送り条件を分けて記録します。
確認できない項目が残る仕入れ先は判断を保留します。「安そうだから」という理由で、空欄をゼロや最良条件に置き換えないことが大切です。
海外仕入れは着地原価まで分解する
東京税関の案内では、輸入貨物の課税価格は原則として貨物価格に日本までの運賃・保険料等を加えて算出すると説明されています。外国通貨の円換算には、税関長公示レートが使われます。
商品代金/換算レートと確認日/国際運賃/保険/関税・消費税等/決済費用/国内配送/検品・補修/不明費用
商品代金だけを円換算すると、輸入関連費用の影響が抜けます。費用の発生条件を確認できない場合は、ゼロ円とせず「未確認」のまま残します。
国内仕入れも落札額だけで比べない
国内でも、落札額や仕入れ値に市場手数料、送料、決済費用、検品・補修費を加えます。市場ごとの現行規程を確認し、海外と同じ費用区分へそろえてから比較します。
- 海外と国内で商品状態や付属品の条件がそろっていない
- どちらか一方に不明費用が残る
- 販売見込額の根拠が異なる期間・状態の商品だけである
- 必要数量の供給と販売までの期間を確認できない
比較結果を一行ワークシートへ残す
仕入れ先[ ]/商品条件[ ]/商品代金[ ]/換算レート・確認日[ ]/運賃・保険[ ]/税・手数料[ ]/検品・補修[ ]/販売見込額と根拠[ ]/販売までの想定期間[ ]/見送り条件[ ]
1件だけで切り替えを決めず、同じ商品条件の結果を並べます。総費用、状態差、販売までの期間を振り返り、「継続」「一部切り替え」「見送り」のどれにするかと理由を残します。
国内の業者向けブランドオークションでも、商品同定、状態判断、相場確認、入札上限の設定は必要です。リユセルでは、仕入れ候補の確認から在庫・売上管理までをつなげて支援しています。
海外仕入れとの違いを確認しながら、国内での仕入れ方法をご案内しています。
国内仕入れの支援を見る※本記事の内容は執筆時点の情報です。為替、税関手続、市場規程、費用は変更される場合があります。仕入れ時点の公式情報をご確認ください。利益や販売を保証するものではありません。

