中古ブランド品の
検品チェックリスト
到着後6工程

中古ブランド品が届いたら、受取記録、個体照合、状態確認、機能・付属品確認、写真記録、出品可否判断の順で確認します。未確認の物を出品準備が済んだ商品へ混ぜず、最後に判定と次の対応を残します。
真贋(本物か偽物か)、商品の一致、安全性、使用できるかに疑問が残る場合は、傷を説明するだけで出品へ進めません。まず保留し、仕入先や専門家へ確認します。以下はバッグ・財布を中心に、中古品を受け取るときの作業を整理した例です。時計や電気製品など、別の動作確認が必要な品目は専門知識のある確認先へ相談してください。真贋を判定する方法ではありません。
1. 開封前後を記録し、確認期限を押さえる
- 箱の状態開封前のつぶれ・濡れ・開封跡を記録。
- 開封直後中身を動かす前の配置を撮影。
- 期限と連絡先仕入先の取引条件を確認。
注文番号、発送元、到着日時を控え、箱の全方向と開封直後を撮ります。梱包材と送り状は、確認や仕入先とのやり取りが済むまで商品と対応づけて保管します。ここでいう確認期限は、仕入先へ不備を申し出る期限や、運送会社へ破損を連絡する期限です。取引ごとに異なるため、作業を始める時点で窓口ごとに確かめます。
箱の破損や商品違いが見つかったら、6工程が終わるまで連絡を待たず、その時点の写真と注文番号を添えて該当窓口へ伝えます。分かっている不備と未確認の箇所を分け、追加写真の要否と、その後に動かしてよい範囲を確認します。受付日時・相手・受付番号があれば記録してください。
注文番号[ ]/商品ID(次節で付ける管理番号)[ ]/到着日時[ ]/箱の異常[ ]/開封写真[ ]/申告する内容・期限[ ]/連絡先[ ]/受付日時・相手・番号[ ]
2. 注文情報と現物を一品ずつ照合する
- 注文商品番号・数量を確認。
- 現物形・色・素材・寸法を照合。
- 識別箇所掲載写真と位置・特徴を比較。
商品IDとは、自分の在庫を一品ずつ区別する管理番号です。注文番号や、メーカーの製造番号・シリアルとは分けて使います。似たバッグを同時に受け取った場合も、商品IDごとに注文情報と写真をまとめます。
| 照合対象 | 記録する差 | 次の対応 |
|---|---|---|
| 注文番号・商品番号・数量 | 別商品、数量の過不足 | 出品を保留し仕入先へ確認 |
| 形・色・素材・寸法 | 掲載説明や画像と異なる点 | 全体と差のある箇所を撮影 |
| 刻印や識別情報 | 位置、見える範囲、読めない箇所 | 見えない文字を推測で補わない |
刻印や縫製の一部分だけで真贋を断定しません。現物との対応が取れなければ、値下げで解決したことにせず確認へ回します。
3. 外装・内装・金具の状態を同じ順で見る
- 外側
表面・背面・底・角・縁
- 内側
内張り・ポケットの奥
- 細部
金具・持ち手の付け根
傷を見つけたら「傷あり」だけで終えず、部位、種類、範囲、使うときの影響を分けて書きます。例えば「底の右角に擦れ。範囲は写真3、穴の有無は未確認」のように、分かったことと残った確認を分けます。これは記入例で、実際の商品状態を示すものではありません。
においも確認しますが、原因が分からなければ香水やかびと断定しません。健康や安全への疑問があれば、そのまま販売せず確認を優先します。
4. 通常の動作と、約束された付属品を確かめる
- 通常の動作ファスナー・ホック・留め具を無理のない範囲で動かす。
- 付属品箱・保存袋・ストラップ等を注文内容と照合。
- 保留引っ掛かりや欠品の確認先を記録。
開閉しにくい箇所を力で動かしたり、確認前に修理したりせず、起きた状態を残します。付属品は「ある物の一覧」と「注文時に約束されていた物」を照合します。本体と同じ商品IDで保管し、付属品があること自体を真贋の証明とは扱いません。
5. 全体・問題箇所・付属品を写真へ残す
- 全体写真
正面・背面・左右・底・上部・内側
- 位置+接写
傷の場所が分かる写真と、程度が分かる写真
- 付属品
本体との組合せと、それぞれの状態
環境省が公開する自治体リユース実証事業の報告書(PDF 60ページ、掲載ページ55)には、蒲郡市の出品・配送チェックリストが掲載されています。多方向の写真、傷の接写、付属物の撮影、定位置保管、配送前の検品といった項目を、作業を整理する参考にできます。ブランド品の真贋基準や、全商品に共通する公的規格ではありません。
商品ID[ ]/全体写真[ ]/問題箇所と接写[ ]/付属品写真[ ]/撮れていない箇所[ ]
6. 保留を先に判断し、出品準備へ分ける
未確認が残る商品は、先に保留へ分けます。
- 疑問が残る個体・真贋・安全性・使用可否の疑問があれば保留。
- 具体的な傷や欠品がある疑問が解消済みなら写真と説明へ反映。
- それ以外確認記録をもとに出品準備へ。
| 判定 | 条件 | 次にすること |
|---|---|---|
| 保留 | 個体不一致、真贋・安全性・使用可否に疑問、説明できない差 | 未確認品として分け、確認先と期限を記録 |
| 説明へ反映 | 保留条件がなく、説明すべき傷・欠品がある | 部位・程度・影響を写真と説明文へ反映し、照合後に出品準備へ |
| 出品準備へ | 保留条件と追加説明すべき差がなく、一連の確認が済んだ | 記録をもとに商品状態と付属品を説明 |
保留品は回答と現物を照合してから再判定する
保留品の本体・付属品・梱包材を商品IDでまとめ、出品準備が済んだ商品の保管場所と区別します。商品へ直接ラベルを貼らず、外側の保管箱や管理票に「確認中」と記しておく方法があります。
- 未確認の問いを一つずつ残す「付属品が不足しているか」「写真と届いた商品が一致するか」など、回答を求める点と写真番号を記します。
- 回答の対象と条件を照合する回答者・回答日時・対象商品IDを残し、どの問いへの回答か確かめます。「確認します」という受付の返答だけでは疑問が解消したことにはなりません。
- 現物と記録を再確認する回答で確認できた点、現物を再確認した点、残った疑問を分けます。上の判定表へ戻り、保留理由がすべて解消した場合にだけ次の区分へ進めます。回答が一部だけの場合は、解消した問いに確認日を付け、残る問いの確認先と次の日時を更新します。
- 商品と問い:商品ID[ ]/保管場所[ ]/未確認の問い・写真番号[ ]/確認先・申告期限[ ]
- 回答と再確認:回答者・日時・回答記録[ ]/現物の再確認結果[ ]/残る疑問[ ]
- 次の扱い:再判定[ ]/確認者・日時[ ]/次の確認日時[ ]
返答がない場合は、申告期限と次に問い合わせる日時を確かめ、保留を続けます。ここでの保留解除は在庫を扱うための作業上の判定です。仕入先の返品受付や販売先の出品許可を意味しません。
仕入れ後に必要な作業と、サービスの案内を確認する
支援内容を見る検品結果と写真を一品ごとにまとめておくと、後から出品文を作る際にも確認箇所をたどれます。リユセルの支援内容を知りたい方は、今の記録方法と、どこで作業や判断が止まるかを整理してご相談ください。
※本記事は2026年9月20日に確認した資料をもとにした一般的な作業の整理例です。取引ごとの確認期限・返品条件と販売先のルールを優先してください。真贋・利益・販売を保証するものではありません。

